医院併用住宅の建て替えを考えるお医者様に、
知っておいていただきたいこと
医院併用住宅の建て替えには、一般住宅にはないさまざまな設計上の課題や手続きの問題があります。「同じ住宅なのだから……」と一般的なハウスメーカーに依頼される先生もいらっしゃいますが、少し注意が必要です。ご自宅で過ごす時間も医院でのお仕事も有意義なものにするために、まずは医院併用住宅の建て替えに関する知識を身につけておきましょう。
実は難しい医院併用住宅の設計・建築
医院併用住宅の建て替えは、実は一般のハウスメーカーから敬遠されがちであることをご存知でしょうか? それは、ハウスメーカーに医院併用住宅を建て替えた経験がないためです。
建て替えには土地に対するさまざまな法律や制限が絡んできますし、当然医院としての機能と住宅としての機能の両立を考えて建てなおさなければなりません。消防法や薬事法など、一般の住宅以外の法律も関わってくるだけでなく、それらに付随する申請手続きも必要です。そのため、実際にはハウスメーカーに建築を断られるケースも少なくないと聞きます。
医院併用住宅を不満なく建て替えるために
現在建て替えをご検討されている医院のほとんどは、まだ「患者様本位」という考え方が根付いていなかったころに建てられたものではないでしょうか。そのまま建て替えてしまうと、見た目は新しくなっても、患者様にとって快適な医院にはならない可能性があります。建て替えをする際は、患者様の動線を考慮した設計の見直しが必要です。
患者様にとって快適な医院にするための設計には、確かな知識や豊富な経験が欠かせません。これから開業されるお医者様ご自身にも、開業後を具体的にイメージした設計指示は難しいのが現状です。当事務所ならこれまで手がけてきた豊富な実績と知識から、お医者様が潜在的に求めていることと患者様にとって必要な設計を、あわせて実現するご提案ができます。
医院併用住宅での開業をお考えのお医者様へ
医院併用住宅の建築には一般の住宅よりずっと多くの法規制が絡み、診療所開設届や保険医療機関指定申請など、各種手続きも必要です。レントゲン室など、独特の構造を持つ設備もあるので、医院建築の実績が豊富な建築家や設計事務所に依頼することをおすすめします。
当事務所は多くのお医者様からご信頼いただき、おかげ様で多くの医院設計・建築を手がけてまいりました。お医者様のご要望をしっかりと取り入れた建物を実現するため、ヒアリングを大切にしていますが、根掘り葉掘りすべて一からお聞きするわけではありません。開業前のお忙しい時期に、ヒアリングに膨大な時間を費やしてしまっては、それだけでストレスになってしまうでしょう。当事務所では、持ち物やさりげない言葉の端々からもご要望につながる情報をくみ取り、ご提案に組み込んでいます。
予算などの問題であきらめていたことも、当事務所なら実現できるかもしれません。一つひとつの建材や部材の役割をしっかりと考慮し、必要でない部分のグレードをおさえ、逆にこだわりたい部分にはとことんこだわっていきます。トータルコストをコントロールするご提案によって、内科・外科・耳鼻科・歯科といった診療科目にかかわらず、それぞれの先生にとって理想の医院・クリニックを形にします。