建築エピソード~お医者さんの家~

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医院併用住宅を建て替えのお医者様へ

医院設計・自宅設計で必要なこと

「アーキネットデザイン」の建築実例
~お医者さんの家~

毎日たくさんの患者様と向き合い、身体のお悩みを診療するお医者様にとって、ご自宅で過ごすくつろぎの時間はとても大切なものです。お医者様の住宅建築を手がけた実績が豊富な「アーキネットデザイン」なら、お医者様目線に立ち、ご要望を一つひとつ形にしていきます。本当にご満足いただける住宅を実現するため、どのようなご希望でもまずはお聞かせください。

このページでは医院建築・医院設計・医院併用住宅設計を得意とする当事務所にご依頼いただいたお客様とそのご自宅の建築実例を、エピソードをまじえてご紹介します。こだわりがいっぱい詰まった建物を、ご覧ください。

Case1郊外の住まいの場合M様(群馬県)

2つの庭とプレイルームを備えた、のびのび子育て住宅

コンセプトとデザインへのこだわり

こちらのご家族は、両親と娘さん・息子さんの4人家族です。設計に対する主な与条件と建て主さんの要望は、以下の通りでした。

(1)敷地が元々2区画だったので真ん中に段差があるが、一体的に使いたい
(2)「暑さ」や「寒さ」をできるだけ自然の力を使って解消したい
(3)子供が小さいので、近所の子供たちと一緒にのびのび育てたい
(4)広い庭を有効に使って遊べるようにしたい

そこで私がご提案したのが、敷地の段差を利用した「階段型住宅(スキップフロア)」です。低い宅地側の区画は1階を駐車場と玄関、2階を寝室ゾーンとした2階建てにし、高い宅地側の区画には平屋のLDKを配し、それぞれを階段でつなぐ構成としました。

また、建物は南北に長くすることで、東西に趣の違う2つの庭を設けました。山に面した東側は、ウッドデッキをメインとした落ち着いたプライベートな「家族の遊び場」としてのお庭。それに対し西側は、道路や住宅地に面していることから、近隣の子供たちも一緒に走り回れる「にぎやかなお庭」としました。LDKは天井の高い空間で両方の庭に面しており、かつ出入りも自由。そうすることで屋内と屋外を一体的に感じることができ、さらに敷地全体を回遊できる設計になっています。

苦労した点

柱や壁がない、しかも天井が高い7m角の大空間(LDK)を実現するため、軽量で高強度の特殊構造木材(TJIという木製I型ビーム)を使用しました。敷地は南北に細長く、かつ途中に1メートルほどの小さくない段差があったので、その段差を解消するためのスキップフロアを安全かつ安価に実現するため、2×4工法を採用しています。

お客様の声

「段差解消のためのスキップフロア、光と風を有効活用した温熱環境のコントロール、お子様にも安心の自然素材の活用、そして、何よりそれらをトータルにバランスよく実現するためのコストカットの工夫やメリハリのあるコストマネジメントの手法を聞き、すぐにお願いしようと決めた。実際にお願いしてよかったです」と、奥様にとても喜んでいただけました。