建築エピソード~医院(クリニック)~

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医院併用住宅を建て替えのお医者様へ

医院設計・自宅設計で必要なこと

「アーキネットデザイン」の建築実例
~医院(クリニック)~

医院の設計・建築には、建物に対する知識はもちろん、医療分野に対する専門的な知識も必要です。レントゲン室や、特殊な薬の管理のための設備などを設ける際は、特別な設計に加え、申請手続きもしなくてはいけません。医院(クリニック)の設計を手がけた実績が豊富な「アーキネットデザイン」なら、設計も申請手続きも、丸ごとおまかせいただけます。

このページでは当事務所にご依頼いただいたお客様と、その医院(クリニック)の実例をご紹介します。こだわりがいっぱい詰まった建物を、ご覧ください。

Case1整形外科の場合S整形外科様(東京都目黒区)

患者様にもスタッフにも快適で機能的なレイアウトを求めて

コンセプトとデザインへのこだわり

整形外科ではリハビリ室を併設するケースが一般的であるため、診察を受ける患者様と受けない患者様をスムーズに仕分けし、お待たせしないように効率よく診療できることが肝心となります。
しかも、こちらの事例では整形外科に加えて美容皮膚科も併設したいというお話だったため、より複雑になる患者様と医療スタッフの動線を明確に整理し、合理的に計画しなければなりませ んでした。この要件は、以下の3点のコンセプトに基づき実現しています。

(1)スタッフが患者様の目に触れずにスムーズに行き来できるような裏のスタッフ専用動線を、診察室・処置室・美容診察処置室・リハビリ室のそれぞれに設ける
(2)整形外来・リハビリ外来・美容外来の患者様をすべてきちんと見渡せるよう、間口の広い受付カウンターを設ける
(3)一般ゾーン・診察ゾーン・管理ゾーンを明確に分離し、求められる機能とコストに応じた内装材を選択する

苦労した点

比較的古いビルの中にある3つのテナントを、リフォームにより合体させてクリニックとして利用することになりました。そのため、ビルの既存設備との整合性を図りつつ、余分なコストをできるだけかけず設計するという観点から、特に給排水設備のレイアウトには工夫をこらしました。

お客様の声

お客様には特に、機能的なスタッフ動線と患者様の目に触れる場所のデザイン性にご満足いただけました。院内のデザインについては、丸みを帯びさせた女性的なところが喜ばれたのかなと思います。スタッフ動線については今回の医院設計の肝だととらえていたので、「患者様にもウチのスタッフにも助かる設計になった」と言っていただけてよかったです。

Case2内科の場合Kクリニック様(埼玉県ふじみ野市)

大型商業施設の多様なニーズに応えられるレイアウトを求めて

コンセプトとデザインへのこだわり

大学病院と連携した高度な医療を提供でき、適正な検査をする「かかりつけ医」を、大型商業施設で開業したクリニック。
自由診療や企業健診、生活指導を実施するため、スタッフと患者の動線を明確にし、限られた区画内に合理的に計画しなければなりませんでした。
医師二人の幅広い診療科目に加え、クリニックには珍しい病院並みに広く充実した検査ゾーンにしたいという意向を叶えるために、以下の3点のコンセプトに基づき実現しています。

  1. 1.診察ゾーン、検査ゾーン、管理ゾーンの3つに分け、限られたスペース内に医師こだわりの自由診察スペース、生活指導室、感染対策の為の隔離室、血圧測定コーナーを設けた点。
  2. 2.診療科目(内科、循環器内科、腎臓内科、糖尿病内科、消化器内科)が多い為、検査機器類のネットワーク構築に力をいれた点。
  3. 3.施設側からのデザイン指定に合わせ、ぬくもりのある木と漆喰を内装材に選定した点。
苦労した点

初めての大型商業施設内のクリニック開業のため、ビル・ゼネコンとの調整がありました。機械設備面の移設増設費用を抑えるために、余分なコストを出来るだけかけない設計を心掛けました。

お客様の声

クリニックモールに入って真っ先に視界に入る杉板で組まれたファサード面(テナント正面)は、印象に残るクリニックの顔になり満足して頂けました。また受付カウンターは胡桃の縁甲板で仕上げ、温かく優しい雰囲気になり、クリニックのイメージカラーのグリーンを随所に取り入れた点も喜んで頂けたと思います。